東京からの刺客　〜わんこそば死闘編〜

東京からの刺客　〜わんこそば死闘編〜

こんにちは　ナカシマです。
前回の「サンダンス激闘編」の続編です。
ちょっと長くなっちゃったので覚悟して読んでください。

サンダンスでの激闘の興奮も冷めやらぬ翌日、日本新聞印刷の塚田さんと野村さんとわんこそば大会です。

盛岡のおもてなしといえばわんこそば。
しかし大食いは、はっきり言って、まったくもって二人の刺客に勝てる自信がない…。
ということで、勝手に日本新聞印刷対五六堂印刷のチーム戦ということにしようと画策。しかも初めに言って意地になられると困るので、内緒にしておいて最後に「実はチーム戦でした〜！五六堂印刷の勝利〜！」と勝ち名乗りをあげるという姑息な手段に出ようと心に秘めていたのでした。

我がチームは、昨日に続き未来さんと仁科さん、そして期待のホープみずほさんが参戦。女性が3人とはいえ、私を入れて4人ならば連敗は避けられるだろうと、ひとり密かに昨夜のリベンジを誓うのでした。

決戦の会場は東家本店さんです。

お天気も上々、わんこそば日和。わんこそばのルール説明を聞き、前掛けを付けていよいよ決戦の幕が切って落とされました！

はい、どんどん
はい、じゃんじゃん

小気味よいお給仕さんの掛け声につられて、どんどんそばが進みます。二人も「これなら何杯でもいけそう！」とハイペースでお椀を重ねます。
勝利を確信している私は、薬味を満喫しながら余裕のペース。

はい、どんどん
はい、じゃんじゃん

勢いよくどんどん積み重なる二人のお椀。この二人はグビリスピリットだけでなく、チュルリスピリットも持ち合わせていたのか⁉︎
（説明しよう。チュルリスピリットとは、一心不乱に目の前のわんこそばと向き合う心意気のことである）

私も順調に腕を重ねていたのですが、40杯を過ぎてお腹にズドーン！。そう、ラブストーリーとわんこそばの満腹感は突然になのである。
少し粘るも47杯でナカシマ終了〜。ちなみに女性の平均は40〜50杯とのこと。

私が抜けたせいでお給仕さんとマンツーマンになっちゃった未来さんが、「おいしい〜っ！」と連呼しながら怒涛のハイペース！　が、しかし40杯を過ぎてズドーン！洗礼を受けた。
「56杯を食わなきゃ副社長としてダメっしょ！」と、自分の少食は棚に上げて、理不尽にも未来さんを煽る私。意地の56杯で終了〜！

ここからが勝負！
刺客二人は黙々とチュルリスピリットを発揮。昨日あんだけおしゃべりだったのに、今日は黙食に専念し100杯の大台に突入するのでした。

はい、どんどん
はい、じゃんじゃん

と、ここで期待のホープみずほさんにもズドーンの洗礼が。しかし「100杯は行きます！」と力強く宣言！
その心意気に涙が出ちゃう。だっておじさんだもん。アタック〜、アタック〜、No.ワン〜♪
そして、宣言通り100杯で終了〜！

いよいよ五六堂印刷が残すメンバーは仁科さんのみに。と、ここで気がついた！これはマズい！
仁科さんは貴婦人のようなテーブルマナーでわんこそばを食す、まさに貴族の晩餐会ペースっ！
わんこそば大会なのに…、不適切にもほどがある（笑）　仁科さん37杯で終了〜！

五六堂印刷チーム合計240杯。みずほさんのおかげで予想以上の結果に。密かによしよしと思っていたら、ムムッ、刺客二人の手がまだまだ止まる気配がない…。

はい、どんどん
はい、じゃんじゃん

ここからの二人はまさに死闘。
己の胃袋にわんこそばを流し込むのみ。

これはもう拳と拳をぶつけ合うケンシロウとラオウの姿！
まさに死闘の名に相応しい闘いなのである。
もう意地の闘い。いや、愛が故に闘うのだ！

と、ここで野村さんが129杯で終了〜！
野村さんよ、その死をも恐れぬ食いっぷりに「ノムラオウ」の称号を授けようではないか。
「我がわんこそばに一片の悔いなし」

そして、最後の一人となった塚田さんもなんと147杯で見事に終了〜！
塚田さんよ、一子相伝の真の継承者として「ケンタロウ」の称号を与えよう。（塚田さんは謙太という名前です）
「ナカシマよ、お前はもう死んでいる」　ヒデブッ‼︎

こうして日本新聞印刷vs五六堂印刷の対決は日本新聞印刷さんに軍配が上がったのでした。
ということで「実はチーム戦でした〜」のくだりはお蔵入りにして、お二人に表彰状を授与したのでした。ホントお見事な食いっぷりでした！

兵どもの夢のあと。

【後日談】
野村さん昨夜ホテルでビールだけでなく、冷やしそばも食べてたとか。
わんこそばの前日に食う⁉︎　恐るべしノムラオウ！