0.1%の奇跡
突然ですが、私のおススメ図書を紹介します。
「わけあって絶滅しました。―世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑」
この本は、地球上で絶滅した生き物を紹介した本なのですが、その絶滅した「わけ」が笑えるのです。
いくつか紹介すると、
・プニプニしすぎて絶滅
・歯が抜けなくて絶滅
・まっすぐすぎて絶滅
・こんがらがって絶滅
・筋肉ムキムキで絶滅
・笑いすぎて絶滅
・無敵すぎて絶滅
などなど、トホホな「わけ」や、なんでやねん!とツッコミたくなるような「わけ」が盛りだくさん!
どうですか、興味がわいてきませんか?
そして、絶滅した「わけ」の中には、人間が関わっているものも少なくありません。
狩りつくしたり、家畜や犬などを持ち込んで生態系に影響を与えたり。
大航海時代に海を渡り人間に繁栄をもたらした英雄たちは、同時に多くの生き物の絶滅に追いやったのです。
地球上に生命が誕生しておよそ40億年。この悠久の時の中で誕生した数えきれないほどの生き物の99.9%が絶滅しているのだそうです。
人間は、たまたまこの時代に、この0.1%の奇跡のなかで生かされているだけのこと。
いずれ人間も絶滅してしまう可能性があるのだと、この本は教えてくれるのです。