岩手と鈴木敏夫とジブリ展
制作の仕事をしていると日に何度かラジオから告知のお知らせが流れてきます。
と、いうわけで行ってきました『鈴木敏夫とジブリ展』。
《書籍で紐解く鈴木敏夫》という謳い文句さながら、若き鈴木敏夫氏がどういった経緯でスタジオ・ジブリのプロデューサーになったのか。という経緯やまだアニメージュの編集長をしていた頃の貴重な文献やメモ書き?なんかも含めて当時の貴重な資料が至るところに見受けられます。
『おもひでぽろぽろ』まではアニメージュ編集長とジブリのプロデューサーという二足のわらじも、当時の激務っぷりがつぶさに語られているあたりも『人間・鈴木敏夫』をひしひしと感じさせてくれます。
ただ、ジブリ的な要素は撮影可能スペース(上記参照)に限定されている傾向はありますので、あくまで《彼の足跡を辿る展示会》という認識のもとに足を運ばれることをオススメします。
ちなみに制作的な視点でみると編集者時代の鈴木氏がいかに時短を意識して作業していたか、ということが当時の文献から垣間見ることが出来て中々に感慨深いものがこみ上げてくると同時に、今の仕事でも考え方や視点の持ち方に勉強になるところが多数ありました。(遠)