読書の秋2026

本なら売るほど

全国的には猛暑の夏、だったと思いますが盛岡に限って言えば昨年ほどの暑さは無く比較的過ごしやすい季節だったと思います。それが気がつけば九月に入りめっきり秋めいてきております。気持ちの上でも本など読もうかと書店に足を運び、気になったタイトルを眺めてみました。今年の本屋大賞を受賞した朝井リョウ氏の「イン・ザ・メガチャーチ」や芥川賞を受賞した盛岡市出身の作者、小砂川チト氏の「ゾンビ回収婦」などが気になりましたが、仕事終わりの平日だと数行読むと寝落ちしてしまう状況なのを思い出し漫画の方をセレクトすることにしました。

マンガ大賞2026に選ばれた「本なら売るほど」。
個人的にも脱サラして古本屋で仕事したいな、とか思う日もあったりなかったりするので(昔は神保町の本屋巡りをしていました)、そういった感情もよぎり冒頭から読んでみてハッとさせられた箇所がありまして。

感覚的に古本屋というのは本を売ったり買ったりする場所、と長年思っていたのですが一話目からイキナリ『古本屋とは不要な本を捨てに来る場所』であり、趣味で集めた蔵書も故人が亡くなればただのゴミになってしまう・・といったくだりで始まり、一冊一冊の蔵書に、主人公の青年が(家族が気に留めていない)故人への想いを馳せるシーンなどは、学生時代に読んだ細野不二彦氏の「ギャラリーフェイク」にも通じる愛を感じる作品だなとも思ってしまいました。

秋の夜長にこういった本に(漫画だけど)自身の想いを馳せるのも、また一興ですね(遠)

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